カメラの話



普段持ち歩くカメラ、最近はFujifilm X70でほぼ一定しています。
コンパクトで邪魔にならず、起動にややもたつくが、ササッと撮るにはちょうど良い。
画質は文句なし。ふらりとレストランで食事となっても、寄れるレンズでテーブルフォトもこなせます。
しかし、同じFujifilmのX-Pro2の写りをみてしまうと、どうしても2400万画素と1600万画素に差が見えてしまうのです。厳密にはセンサー画素数と処理エンジンの相乗効果による差。また開放でF2.8のレンズは夜のスナップでは苦しい場面も少なくありません。
後継機が出るなら欲しいと思っているのですが、なかなか噂も聞こえてこないし、むしろX-E3などが出てきたことで絶望的な気分にさえなっています。
X100Fも考えないことはないのですが、あのレンズの描写、開放付近で最短距離に近いゾーンでは画が滲む、というのがどうにも好きになれない自分。同じ理由でXF23mmF2も寄れるからこそ手に入れたのに、あまり寄りたくないという感じになってしまっています。
ここはFujiを諦めてPanasonicで行くべきか。
幾つかの機材を買うために、Lumix GM1と単焦点を売ってしまったことを今更ながら後悔しているのは確か。
GM1とLumix G14mm、あるいはM.Zuiko 25mmは良い仕事をしてくれていました。寄っても滲まない描写は、ややデジタル臭さがあったものの、自分の好みには近い画を出してくれていたのです。
しかし、そのGM1のラインナップももう存在しません。GFシリーズに吸収されたような格好だが、可動式液晶を持ったGFにはGMが持っていたシンプルさを感じず。
そういえば、リコーがGRデジタルを復活させるのではないかという噂も聞きました。
しかし、眼に見えないほどの細かな砂埃が常に舞っているここでは、可動部分はできるだけない方が良いわけで、沈胴式レンズのGRを持ち歩くのは少し不安が残ります。
なかなか、これだというカメラがない。
などと愚痴っている暇があったら、写真を撮るべきなのです。実際のところは。




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