旅の空の下で


もうじき旅に出る。

たったの5日間でも、旅は旅。

バーゲンを狙ってチケットを手配し、ホテルを何度も変更しながら気に入ったところを予約。スーツケースを引っ張り出し、新しく買った服と少しのお土産を詰めます。

初めての街はワクワクするもの。

空港に降り立ち、ホテルへ向かう車内から見える風景は、今までの何とも似ていなくて、何かと同じ匂いがします。でも、後ろへ流れる景色はその瞬間から「知っている風景」に姿を変える。それが私にはどうにも寂しい気がしてなりません。

あの街ではどんな出会いがあるのかな。知らなかった人が「知っている人」に変わる瞬間はいつでも暖かい気分にさせてくれます。

そういえば、純粋に「旅」をするのは久しぶりかもしれません。

いつもは帰国だったり、帰郷だったり、あるいは出張だったりで、街を訪れる、それ自体が目的になるのは、この前が何時だったかも思い出せないくらい昔のこと。


コメント

  1. お褒めの言葉ありがとうございます。

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  2. とても文章が美しく感性に富んでいて感動しました。良いポスティングありがとうございます。

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