理由

 自分が何故写真を取り続けているのか、最近になってやっとわかった気がする。

 若い頃に詩を書き殴っていたのも、イラストを描いたりしたことも、結局は同じこと。
 自分の中にひたすら溜まっていく何かを吐き出す、それを形のあるものとして誰かに知ってもらう。

 映画やドラマを観る時は、ハッピーエンドを求めていても、現実の世界というものは、常に救われない結末が折り重なって出来ていると、自分の中で何処か思っている。
 だから表現したいものは、どこか切ない要素が見え隠れする。

 記録としての「目の前の事象を定着させる」ような写真にも、もちろん関心はあるし、これからもそういった写真を撮り続けるつもりだ。それとは別に、もっと抽象的な、しかし絵画とは異なる印象を持った写真を撮りたい。ここ数日で強くそう思うようになった。