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 英国のBBCが日本語版を開設したというニュース。

http://jp.techcrunch.com/2015/10/17/20151016bbc-launches-japanese-language-news-site-to-extend-its-global-advertising-reach/

 これまでにもCNNなど海外系メディアによる日本語サイトは存在していたが、昔から多言語展開をしてきたBBCの日本語版は「やっとか」という思いだ。

 海外に出た人なら実感することだが、日本のメディアは国内偏重過ぎる。
 新聞とテレビだけでは海外のニュースは殆ど入ってこない。ネットに目を向けても、海外のニュースといえば「珍事件」の類ばかりだし、政治や経済は海外配信の翻訳が大半。

 英語で書かれたニュースならネットに溢れいてる。英語で読む努力をすべき。そういう声もまた正しい。これからは日本語ローカライズを待っていては、情報のスピードから置いて行かれる、そういう時代だろう。

 ただし、そこを突き詰めると「現地の言葉でニュースを読めば、もっと深い所も知ることが出来る」とも言える。

 カタールではアラビア語が4紙、英語が3紙、それぞれ発行されている。
 アラビア語版と英語版では扱う記事に相当違いがある。何故ならターゲットが違うからだ。英語版は欧米系はもちろん、ホワイトカラーのインド人など外国人読者を想定し、全体的にはアジアを中心とした国外ニュースにページを割いている。
 一方、アラビア語の新聞では、国内ニュースが半分以上を占めている。
 特に首長や大臣など重要ポストの動きや、法改正や新しい制度など実生活に結びつくような情報はアラビア語紙にしか掲載されない場合が多い。

 これはアラブに限ったことではなく、英語圏以外では当り前。
 そういう意味では、BBCは「西欧から見た世界」という限界を意識しながら見る必要はあるだろう。

 それでも、日本のメディアに比べれば世界を知るチャンスを遥かに多く与えてくれるはずだ。