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人口統計

開発計画省が毎月登録した番号宛てにSNSで配信している「月別人口統計」、7月は先月比で5.1%減少、前年度と比較しても0.9%の減少だったようだ。 ちなみに6月は前月比で5.5%の減少(前年度比では1.4%の増加)。 この2ヶ月で30万人がいなくなった計算だが、これは夏休みに伴う主に外国人労働者の長期休暇の影響が大きい。
 今月半ばのイード休暇が明ければ、学校が始まるためまた増加に転じるはずだ。 カタールの人口はすでに200万人を超えているが、私が渡ってきた当時の16年前は100万人弱。在留邦人の数も100人を切っていた。

閉店

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ドーハ市内に3店舗あったエジプト発祥のスーパー”Spinneys”が閉店になったらしい。

 実は数日前からSNSやメッセンジャーアプリ上である噂が飛び交っている。
 「断交国側が、主要なハイパーマーケットチェーンに対して、カタールから引き上げるように求めている」というもので、「拒否すれば断交国内の店舗を強制閉鎖させる」とも言われていると。

 あくまでも噂なので、真偽の程はわからない。
 しかし、昨年12月にオープンしたTawar Mall内に開店予定だったサウジ系書店のAl Jarir Bookstoreが出店を取りやめている。

 Spinneysも本国から何かしらの指令があったのだろうか。




コーヒー

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朝は何をおいても先ずはコーヒーである。

 たった10分の通勤時間とは言え、日本のようなマナーの良さは期待できないこの国で、安全運転のためには頭を冴えた状態にしておく必要がある。

 最近はコーヒーメーカーでドリップ。できるならば豆から挽いて優雅にいきたいところだが、あいにく平日の朝はそんな余裕はない。では週末なら時間があるのかというと、平日が朝早い分だけのんびり寝ていたいので、やはり余裕はない。
 早い話が単なるものぐさである。

 ドリップ用のコーヒー粉は欧州製などがスーパーで売られている。しかし、いずれもやや高くて、200g前後でQR100ほどするものが多い。
 そこで我が家ではMarks and Spencerのオリジナルブランドを買うことが多い。ブレンドならだいたいQR24〜30程度。シングルオリジンになると少しお高めだが、それでもQR50ほどで手に入る。

 そして、毎年12月になるとクリスマス用のスペシャルブレンドが発売になるのだが、クリスマスが終わった途端に大幅値引きになるので、買うなら1月に入ってからがお得である。


光ファイバー

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カタールでは6,7年ほど前から光ファイバーの敷設が開始され、現在では居住エリア全域をカバーするに至っている。

 我が家は二人だけなので、一番安いプラン(QR250/Month)で契約している。スピードは10Mbpsで光ファイバーとしては物足りないが、二人で同時に動画のストリーミングを観ても全く問題なく使えている。

 昨日、サービスプロバイダであるOoredoo社からSMSが届き、「お使いのプランは来月初めより月額QR300に値上げになります。同時発表となる新しいプランなら同じ価格で15Mbpsにスピードアップ、更にSTARZPLAY視聴権が含まれます。この際に乗り換えをおすすめいたします」とあった。

 サイトで確認すると、今まで使ってきた10Mbpsプランは実質廃止。一番安いプランを15Mbpsに移行させるようだが、何も言わずに勝手に移行させるとユーザーから苦情が出ると判断したのだろう。あくまでも従来プランの値上げという形で通達し、ユーザーが自主的にプラン変更をするように促している格好だ。

 もちろん、同じ値段でスピードが上がるのだから、乗り換えない手はない。
 早速専用アプリからサクッと変更完了。

 ところでSTARZPALAYってなんだろう?と思ったら、流行りのストリーミングコンテツサービスの一種で、Ooredoo社が提供している”Ooredoo TV”」というサービスの中のパックらしい。Ooredoo TVを観るためには、Apple TV同様の専用デバイスをテレビに接続する必要があるが、タブレットにインストールして鑑賞できるアプリもあるようなので、それを落としてきた。

 ところが、STARZPLAYはOoredoo TVのサービスの一つなので、Ooredoo TVに先ず登録しなければ観ることができないことが判明。無料のコンテンツを観るために、わざわざ月額QR99のサブスクリプションを追加するのも馬鹿らしいので、ネット契約の値上げ分はスピードアップ費用で納得しておくことにした。

ホンモス

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通常「アラブ料理」と言う時のそれは「レバノン料理」を指している事が多い。
 そのレバノン料理において、ホンモス(フムスと表記する人もいる)という「ひよこ豆を潰して、練りゴマなどと混ぜた」料理はあくまでも前菜というカテゴリーの中にある。

 ところが湾岸諸国の一部では、このホンモスがメインディッシュという食堂をよく見かける。メニューがない場合が殆どで、あっても「ホンモス」と「フール」(スーダンなどでよく食べられている。ひよこ豆の代わりに赤豆を使う)しかない。

 これが低所得な出稼ぎたちの”ソールフード”的な地位を確立している。
 1杯のホンモスに玉ねぎなどの付け合せとピタパン3枚付いて8リヤル(約240円)。オリーブオイルを好きなだけふりかけて食べれば、これだけでお腹いっぱいになれる。

 そんなホンモス専門店に、以前からパキスタン人の元同僚と一緒に毎週通っていた。
 古い商店通りの一角にあるその店は、イラン人の店主が切り盛りしていて、いつも出稼ぎたちで溢れていた。カタール人たちも店の前にランクルを乗り付けて、大量のテイクアウトを注文。
 その店が去年の暮れに突然休業し、そしていつの間にか閉店に。

 店の周辺では、ビルのオーナーとの金銭的トラブルが原因だと囁かれていた。

 以来ずっと移転先を探していたのだが、昨夜やっと以前とは隣の地区の少し入り組んだ路地にあるのを発見。
 味もボリュームも値段も相変わらずだったが、無料で飲み放題だった水がペットボトルで有料に変わっていたのが、ここ数年の物価の上昇を物語る。

 それにしたって未だまだコスパは最強。
 また週一で通うことになりそうだ。

ガソリン価格

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カタール石油(Qatar Petroleum)より来月のガソリンおよび軽油価格が発表になった。
7月1日午前0時からの給油に適用される。

Fuel prices in Qatar for the month of July#QatarPetroleum#petrol#Dieselpic.twitter.com/YnRwwCsncG — Gulf-Times (@GulfTimes_QATAR) 2018年6月30日

 先月と比べて、ハイオク(95)が0.05リヤル(約1.5円)の値下げ。レギュラー(91)および軽油については据え置きとなった。


カタールにおけるガソリン(95オクタン/91オクタン)および軽油の価格の推移
”أسعار الوقود” (http://www.thefuelprice.com/) より
 2016年初めにガソリン価格の月極変動性が導入されてから約2年半で、価格はほぼ2倍に達したことになる。
 それでもカタール人にとってはまだまだ家計を圧迫するような価格ではないためか、大型のSUVから中型車への乗り換えといった燃費重視の動きは見られない。出稼ぎ外国人同労者などの低所得者層は、2019年より営業開始予定のメトロに期待を寄せている。




日常という不思議

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12日間の短い休暇も終わってしまい、ドーハで日常生活へと戻った。
 相変わらずの暑さと埃っぽい空気にげんなりしつつ、自分はこの国、この街で生きているのだという実感に満たされている。

 いつか、運が良ければ、かつて日本という国で過ごした時間の長さを、この国で生きるそれが追い越すことだろう。

 今日は1日遅れで職員による上層部への休暇明けの任意の表敬訪問があった。
 顔見知ったお偉方と挨拶を交わしながら、なぜ自分はここにいるのだろうかと不思議な気持ちに襲われる。それはこの国の規模がなせることなのか、あるいはそうではないのか。王族や閣僚が特別でありながらも身近な存在として日常に佇むここの社会の有り様に、未だ気持ちの追いつかない自分がいる。

忘却の果て

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タイの深南部はパタニ県にある妻の村へ帰省している。毎年恒例でラマダーン明けのイードを過ごすためだ。

 村ではジジババたちから大歓迎を受け、姪っ子たちのマレー語口撃に面食らいつつ、行く先々で美味しいものをたらふく食べて、といういつもの満喫パターンである。
 こちらの文化では出されたものを食べないのは失礼に当たるので、とにかく食べる。数軒訪ねたあとで腹がはちきれそうでも食べる。

 特にイード当日から数日間は、親戚筋を訪ねて回るので忙しい。
 とはいえ、マレー語がほとんど出来ない私は、訪問先ではぽつんと座っているだけ。運が良ければ親類やそのご近所に時折学校の先生をしている人がいる。彼らはアラブ諸国への留学経験があり、当然アラビア語も流暢。そういう人がいるとホッとしてしまう。

 イード二日目の今日も、義母方の祖母の家に始まり、二軒隣に独りで住んでいたおばさんを訪ねて行った。おばさんは数年前にアルツハイマー型認知症を発症し、去年から弟夫婦の家に引き取られて暮らしている。
 奥の部屋に寝たきりになってしまったおばさんに男性の私は会うことは叶わなかったが、面会した妻の話では症状がかなり進んでいて、妻のこともおそらく覚えていない様子だったと。

 少しずつ記憶が消えていく。ヒト一人が歳を重ねていく道程で選ばざるを得ない選択肢の一つだとしても、あまりにも悲しくやるせない。


テキスタイルショップ

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妻が仕立て用の布生地を買いに行くというのでスークまで出かけてきた。

 スーク・ワーギフ(Souq Waqif)のほぼ真ん中のエリアに20軒以上のテキスタイルショップが並んでいる。そこを端から1店ずつ見て回るのが彼女のやり方(笑

 数カ月おきに来るので、なんとなく流行が見えやすいのだが、今回気が付いたのは「アバヤ用の黒い生地を置いている店が殆どなくなった」ことと「以前来た時に溢れかえっていた、漫画チックなアラブ人女性の柄が入った生地が全く消えていた」こと。
 以前、妻が気に入って大人買いしたカシミール柄の布地も全く見かけなかった。

 全体としては、中国や韓国、インドネシア製が幅を利かせていて、また価格自体もかなり安めになっている。1店だけ見つけたアバヤ用生地(韓国製)も、以前ならQR45/mはしていたものが、言い値でQR35/m、交渉してQR25/mまで下がったのには内心驚いた。

 ラマダーン中とはいえ客の数はそこそこあったが、店内で買物をする人の姿はまばら。
 景気の良い話が聞こえてこないのは、ここスークも同じということだろうか。

DIYショップ

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日本では郊外の幹線道路などでよく見かけるDIYショップ。工具だけではなく様々な商品が広い店内に並んでいて、見ていて飽きることがない。

 そんな魅力的なショップがとうとうドーハにもやってきた。
 米国はシカゴを発祥とするACE HardwareがUAEのAl Futtaimとの協業でオープンした「ACE Mall」である。Festival City内のIKEAと向かい合うように建つこの店に早速足を運んでみたが、店内はまさにホームセンター。日本の店とさほど違いのない品揃えにワクワクしてしまう。

 並んでいる商品は若干割高な印象だが、ここでしか手に入らないといった感じのものもあるので、ラマダーン中の夜という時間帯でも、そこそこ客の姿があった。

 休暇直前ということで、今回は特に買うものはなかったのだが、戻ってきたらじっくりと店内を探索してみるつもりだ。

国産品サポートキャンペーン

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サウジやUAEなど断交国からの輸入禁止と、店頭に並ぶ商品の撤去が通達されてから一夜明けた昨日、21時に経済産業省から「国産品サポートキャンペーン」が発表になった。
 これはツイッターなどSNS上で、カタル国産商品の画像などと共に「#معا_لدعم_المنتجات_الوطنية」(Togather to support national products)というハッシュタグを付けて拡散させるもの。




 試しに私も過去画像からお題に合いそうなものを探しだして投稿してみたところ、早速経済産業省の公式アカからリツイートされた。ただ、今のところは爆発的な広がりは見せていない。

 今回の措置は国産ブランドの知名度を上げると共に、価格競争で不利な要因となるサウジやUAE産の商品を排除することで、国内企業への補強対策を行うのが目的だろう。少なくとも周辺国との関係悪化の兆しというわけではなさそうだ。ただタイミングとしては非常にセンシティブな時期でもあり、何かしら裏で動いているのではないかと邪推したくもなる。

断交国生産商品の撤去命令

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2018年5月26日付の経済省からの通達により、ドーハ市内の各スーパーやハイパーマーケットは、カタルに対する断交を継続中の4カ国で生産された商品全ての撤去を行うことになった。

 そもそも断交直後より生鮮食品といった消費期限の短い商品に関しては既に陳列から姿を消していたが、洗剤や冷凍食品などの期限の長いものについては、断交以前に仕入れた在庫が大量に残っており、各店舗はそれを棚卸ししながら販売を続けていた。あるいは、インドなど海外資本の大手チェーンなどは、周辺国での仕入れの一環として断交各国で生産された商品を第3国経由で入荷させていた。

 ところが断交一周年を迎えるこのタイミングで、とうとうそれらも廃棄することに。
 購入代金などの補償は果たしてあるのか。大手のチェーン店ならまだしも、市内に2,3店しか展開していないような規模の小さなスーパーマーケットにとっては大きな痛手だ。

 一方で消費者にとっても選択肢が減るというデメリットが。生活消耗用品などはトルコなどからの代替品に頼ることになるが、元々がさほど安くない上に輸送コストなどが上乗せされているため、これまでのような感覚の価格では買えなくなる。

 野菜などの生鮮食品も、これまでのサウジ輸入からモロッコやイランなど周辺各国に移っているが、こちらもやや割高な印象はあるものの、政府の補助などによる国産品の低価格での提供などもある。乳製品については従来から商品を扱っていた国産企業が、この半年ほどで増産体制を整え、品質・価格ともにサウジ産やUAE産に負けない商品が並ぶようになった。

 今回撤去を命じられた商品も、これらのように国産で賄っていく腹積もりなのだろうか。住民の間には「いつになったらこの断交が終わるのか」という、やや閉塞感にも似た空気が漂い始めているのは否めない。そこへ来ての今回の措置。政府の意図は果たしてどこに。

確かめる為の方法は

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もうすぐ今年のラマダーン月。
 明日15日の夕刻、日没直後に東の空を登ってくる細い新月が目視できたら、翌日から断食が始まる。厳密に言えば、新月が観測された日からラマダーン月なので、夜の礼拝に続く長いタラフィーハの礼拝はこの日から始まることになる。

 毎年この時期になると、新聞などで「観測データによる今年のラマダーン開始日」が報じられる。それによれば今年は15日の日没後は新月ではないため、ラマダーンは17日からになると言われている。

 計算上は確かにそうなのだろう。しかし、世の中には人の知の及ばないことがまだまだたくさんある。見えないと断言することは危険だ。そもそも「肉眼で目視」することが条件なのだから、例え計算可能な現象であっても目で探す必要がある。

 思えば、デジタルという目には見えない伝達方法が世界を覆い始めてから、人は「その目に見えること」「その手に触れるもの」という実感を蔑ろにしてきたような気がする。
 見えるか見えないか、それすら判らないという状況をむしろワクワクしながら待つほうが、その瞬間をもっと強く噛みしめることができるのではないのだろうか。

ランチビュッフェ

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ENTERTAINERのバウチャーを使って、Le CigalホテルにあるLe Cigalonでランチビュッフェを食べてきた。
 通常QR199が一人分無料なので、実質一人QR100。そう考えるとお得感は確かにあったのだけれど、通常価格で食べるかと言われると微妙。種類は豊富だが新鮮味はあまりない。可もなく不可もなくといった印象。

 写真のサーモンのように小さな更にこじんまりと盛りつけたものが多く、ガッツリと食べたい人にとっては小洒落すぎてて取りづらい。
 デザートがもうひとつ、というのは妻の感想。

 あと瓶入りのミネラルウォーターが1リットルでQR29は高すぎ。

 テーブルはゆったり目の配置で、移動は楽だったのと雰囲気は悪くなかった。


Made in Qatar

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”All ministries urged to buy local goods, says minister” (Qatar Tribune)


 ”カタルの経済産業大臣は、輸入依存度を下げて国内の内需拡大を進めるために、各省庁に対して国産品の購入を勧めると発言した”

 確かに1年前の断交以降、近隣諸国からの援助的輸入措置が行われたが、残念ながら輸送コストの為にけして安いとは言えなかった。そこを突くようにしてカタルの各企業はそれまでの製品の増産や、新しい商品の開発を進め、今やカタルの国内産業は加速度的に力を付けている。

 しかし、国からの補助金などもあって、以前と同等もしくはそれ以下の価格を提供しているが、断交による経済への影響は無視できるものではなく、いつまでもこの状況を続けられるかどうかは疑問だ。

 内需拡大にしても人口が多いわけではないカタル国内では限度がある。

 断交以前の供給量と品質には限りなく近づいた。
 ここは更に一歩進めて、輸出も考えていくべき時ではないだろうか。
 個人的には競争力はそれなりにあると感じている。


IDカード(RP)の氏名変更手続き

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妻が母国での氏名の変更を行ったので、カタルのRP(レジデンスパーミット)上の名義も変更の手続きをすることになった。
 彼女のように”結婚を理由”にしたもの以外にも、インド人などは結構名前を変えたりすることがあるらしく、ネットで検索すると名義変更に関して色々な情報が出てきた。

 それらを踏まえて、大使館にいる友達に協力をお願いして、必要な書類を揃えることにした。

1. 氏名変更理由をアラビア語で記載した書面(本人の署名入り、必ずタイピングしたもの)

2. 本人とスポンサー(この場合は家族ビザなので夫である私)のIDカード及びパスポートのコピー

3. 婚姻証明書
 母国語の場合は大使館にて英訳の上で公使のスタンプと署名。それをカタル外務省へ持っていき承認のスタンプを貰う

 基本的な提出書類はこれだけ。これを持ってイミグレーションのヘッドオフィスで申請する。
 申請場所は2番ゲートから入って2階にある。 

 1.以外はコピーを提出するので事前にコピーを取っておく。(コピー屋はイミグレーションオフィスの敷地内にある。QR1/枚)
 3.の承認スタンプはいくつかの行政地区にある行政サービス複合施設に行くと貰える(有料)。

 審査は約三週間。その間に審査委員会が変更の是非を審議するらしい。

 変更が承認されたら、イミグレで新聞紙へ広告を依頼するための書類を渡されるので、それに記入しイミグレでスタンプを貰う。
 代筆屋がイミグレーションオフィスの隣のガススタンド内に何店か出ているが、英語でのタイピングに対応している代筆屋はないので、自分でPCとプリンタで記入しても構わない。

 スタンプを貰ったら、英字新聞(Gulf Times, The Peninsula, Qatar Tribuneのいずれか)へ行き、氏名変更の広告を依頼する。費用は100リヤルで、その日の午前中に依頼すれば翌日の新聞に掲載される。

 掲載されたページ(オリジナル)と、依頼時の領収書(コピー)を持ってイミグレへ行く。
 広告には「この人物の氏名変更に異議のあるものは15日以内にイミグレへ申し出るように」という文面が添えられているので、通常はこの期間が過ぎた頃に再びイミグレへ赴いて可否を問い合わせることになる。

 承認が降りれば書面を一枚渡されるので、それを持って別棟(1番ゲートから入って1階)にあるカウン…

景気

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久しぶりに妻を誘ってホテルでディナー。
 Entertainerのバウチャーが使えるところという条件で、ちょうど木曜日の夜がシーフードだったこともあり、Movenpickに決めた。

 週末なので混み合うかと思い、ホテルへ向かう道すがらWhatsappで予約を取ろうと試みたが、こんな時に限ってコルネーシュもすいすいと走り抜け、あっという間に到着してしまった。

 ところが、店内にお客の姿はまばらで、料理が並べられたスペースよりもやや低いフロアの窓際という良いポジションにテーブルを確保。

 料理はシーフード一択。妻は大喜びで皿にあれこれ取って運んできては美味しそうに食べていた。魚介類があまり好きではない私にとっては、お寿司が並んでいるだけで有り難い。例えそれがベチャベチャのシャリだったり、ちっとも辛味のないワサビが付いてたとしても。

 料理の評価は期待したほどではなかった。

 まぁそれはおいておくとして、私が気になったのは客の少なさだ。

 数年前まで独身年配者ばかりが集まるマジリスに顔を出していた。毎週木曜日になると集まったメンバー有志であちこちのレストランやホテルへ夕食を食べに行くのが習わしだった。
 その頃は、どのレストランでも事前に予約を入れなければ席を確保できないほど盛況だった。それが今やどうだ。このホテルだけではない。モールの中のレストランも軒並み店員が通路まで出て呼び込みをしている状態だ。さすがに金曜日となればそれなりに混み合ってはいるようだが、それ以外の日で閑古鳥が鳴いている状態というのは、けして楽観視できるものではないだろう。

 やはり財布の紐が固くなっているのを実感する。特に民間企業はいつ契約を切られるか分からない不安が常にあるし、政府系でも外国人職員は給与値上げの恩恵には預かれない立場なので、ガソリン代も毎月微妙に上がっていくここ数年は非常に暮らしづらくなっている。

 国全体で見れば経済はそれなりに好調だ。
 自国民への生活保障もしっかりしている。待遇面では期待できない外国人でも、医療などに限れば基本無料の恩恵を受けている。

 それでも、景気が良いとは言えないムードを感じるのは何故だろうか。

 先週は巷の噂で「某国籍者への居住ビザ更新が中止になるのでは」という話も耳にしたばかりだ。


写真という在り方

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写真が”自己表現”という文脈で語られるようになったのはいつの頃からだろう。

 海外の写真家、プロとして稼ぐ人、あるいは趣味としての写真を撮るアマチュア、いずれにしてもその作品には彼ら・彼女らが見たモノを、その時の感情を、見る人にどうやって伝えるべきかという苦悩を感じる。

 写真を撮る存在とは、目の前の事象を自分とは違う何処かにいる誰かに伝搬する者のことだ。

 ところが日本の写真を取り巻く事情はちょっと違う。

 多くのアマチュア写真家が、写真の中に”自分”を表現しようと試みる。”自分”という存在を、その四角い画像の中に写り込んだ何かによって、見る人に理解されたいという欲求を強く感じる。

 ”自分らしさ”とか”個性”といった言葉に、あまりにも踊らされてはいないだろうか。

 インプットのない所にアウトプットはあり得ない。それなのに、多くの人が”自分の中にある自分らしさ”を見て欲しいと言っている。

 自分という存在は生きていく中で周囲の人達によって、時には似た者のように、あるいは全く違う誰かに変化しつつ形成されていくものだ。初めから個を確立して生まれてくる人などいない。

 ならば、写真もまた観る人達によって様々な姿へと変化しても良いはずだ。

 批評されることを”自分自身への批判”としか捉えようとしないから、それを恐れて心地よい言葉だけが溢れる場所へと逃げこむ。そうして写真は独り善がりに陥る。


カメラの話

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普段持ち歩くカメラ、最近はFujifilm X70でほぼ一定している。
 コンパクトで邪魔にならず、起動にややもたつくが、ササッと撮るにはちょうど良い。
 画質は文句なし。ふらりとレストランで食事となっても、寄れるレンズでテーブルフォトもこなせる。

 しかし、同じFujifilmのX-Pro2の写りをみてしまうと、どうしても2400万画素と1600万画素に差が見えてしまう。厳密にはセンサー画素数と処理エンジンの相乗効果による差だ。また開放でF2.8のレンズは夜のスナップでは苦しい場面も少なくない。

 後継機が出るなら欲しいと思っているのだが、なかなか噂も聞こえてこないし、むしろX-E3などが出てきたことで絶望的な気分にさえなっている。

 X100Fも考えないことはない。だが、あのレンズの描写、開放付近で最短距離に近いゾーンでは画が滲む、というのがどうにも好きになれない。同じ理由でXF23mmF2も寄れるからこそ手に入れたのに、あまり寄りたくないという感じになってしまっている。

 ここはFujiを諦めてPanasonicで行くべきか。
 幾つかの機材を買うために、Lumix GM1と単焦点を売ってしまったことを今更ながら後悔しているのは確かだ。
 GM1とLumix G14mm、あるいはM.Zuiko 25mmは良い仕事をしてくれていた。寄っても滲まない描写は、ややデジタル臭さがあったものの、自分の好みには近い画を出してくれた。

 しかし、そのGM1のラインナップももう存在しない。GFシリーズに吸収されたような格好だが、可動式液晶を持ったGFにはGMが持っていたシンプルさを感じない。

 そういえば、リコーがGRデジタルを復活させるのではないかという噂も聞いたな。
 しかし、眼に見えないほどの細かな砂埃が常に舞っているここでは、可動部分はできるだけない方が良いわけで、沈胴式レンズのGRを持ち歩くのは少し不安が残る。

 なかなか、これだというカメラがない。
 などと愚痴っている暇があったら、写真を撮るべきなのだ。実際のところは。



個性の拠り所

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日本人は個性を演出するのが下手、とずっと言われて続けている。
 厳密に言えば、外から言われているのではなく、自分たちの自己批判めいたところがある。

 確かに、一時帰国の折に大阪や東京の街を歩けば、流行に身を任せたと思しき、さほど違いのない服装をした人達がそこかしこを歩いている。
 しかし、服装だけが没個性の理由だろうか。むしろ表情や身振り手振りの変化に乏しいことの方が問題ではないかなと思う。

 もし服装が大きな理由であるならば、ではカタル人たちはどうだろう。常に頭から足元まで真っ白な民族衣装に身を包んでいる彼らには個性がないのだろうか。そんなことはない。一人一人に個性がちゃんと見える。それは話し方であったり、変化に富んだ表情であったり。

 日本人の没個性はいったい何処に原因があるのか。選択肢が多いがゆえに生まれる「流行」に囚えられていることこそが、むしろ個性を埋没させているのではなかろうか。



景気後退?

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今年に入ってからモールへ足を運ぶ度に気になっていることがある。
 客足が減っている印象があることもそうだが、店員の過剰サービスが目につくようになった。ブランドショップに入れば店員が寄ってきてあれこれ薦めてくるのは以前と同じだが、ファストファッション系でも暇そうな店員が後を付いてくるようになった。

 とあるアパレル店で買い物した時、店員があれこれ世話を焼いてくれ、その時は最初から買いたいものが決まっていたので、特に追い払うこともせずに、最終的に1着を選んで買うことにした。

 いつもなら、「では精算はあちらのレジで」と指さして終わり。ところがその日は品選びを手伝っていた店員自らがレジへ行き精算をした。終わりかけに「買い物額が規定以上ありますので、ウェブで登録すると次回の買い物が何割引になります」とかなんとか説明が始まり、そして最後に「ウェブのアンケートにお答え頂く際には、店員○○が担当したとご記入下さいね」と。

 小ぶりなカフェでも「お料理はお気に召されましたか」と店員が食事の邪魔をするようなタイミングでやってきたり、とにかく皆が客からの評価を異状に気にしている感じがする。

 店員はどこも出稼ぎ外国人だ。モールは相変わらず増え続けているが、飽和状態ということも含めて、テナントの出足は鈍ってきている。グランドオープンと言いながら、中には改装準備中の目隠しがされたままのスペースが目立つ。

 外国人にとってはあまり景気の良い話は聞こえてこない。


デーツフェスティバル

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スーク・ワーギフ(Souq Waqif)で2月15日から開催している「デーツフェスティバル」に行って来た。3月15日で閉幕ということで、普段なら日が暮れてからの外出を嫌がる嫁さんが「早く行かないと終っちゃう」と積極的姿勢(笑

 会場は去年に比べるとほぼ倍の面積に。平日だったこともあってか、混雑する様子もなく、ゆっくりと見て回ることができた。

 カタル系のお店も並んでいるが、殆どはイラン産やアルジェリア、チュニス産のデーツを販売している。柔からめが好きな嫁さん、あちこち味見した結果、チュニス産とアルジェリア産を何箱か購入。正直言って安い感じはないが、普段スーパーなどでは手に入らない銘柄が一箇所で買えるのがこの手のフェスの醍醐味なので、まぁそこは突っ込まないことに。


キューバ病院

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キューバ病院へ運ばれた時に、まず個室に入れられた。せいぜい4人部屋くらいだと思っていたので、これには驚いた。
 そして診断に訪れた医師や看護師たちの殆どがキューバ人で、彼ら同士のやり取りは全てスペイン語だった。

 手術は、腹部に3箇所各数センチの穴を開ける方法で、幸い患部が破裂していなかったため開腹には至らなかった。
 手術後はICUへ。ここも日本の一般的なイメージである”大部屋にカーテンで仕切られて各ベッドが並んでいる”ようなものではなく、中央のナースカウンターを囲むように、大きな前面ガラス張りのドアの個室がいくつか並んでいる。各患者には8時間交代で専属の看護師が付き添う。毎朝5時にはベッドに寝たままで看護師と助手の二人が体を洗ってくれる。食事も流動食から固形食に変わった途端に、まるでレストランのような豪勢な料理が出るようになった。

 これだけ恵まれた治療を受けて、支払ったのは部屋代と薬代だけ。
 正直なところ、各エリアのヘルスセンターや市内の国立病院では医療レベルにやや疑問が残るが、キューバ病院に関して言えば医療もサービスもトップレベル。同じ国立病院とは思えない。


初めての救急車、そして手術

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2月22日の深夜に激しい腹痛のため救急車で市内の国立病院へ緊急搬送された。

 救急外来は噂に聞いていたとおり、大した怪我でもなさそうな出稼ぎ労働者たちで待合室は埋め尽くされ、到着してから医師の診断を受けるまで数時間を要した。

 X線などの検査の準備に入っていた段階で、医師が触診だけで「これは虫垂炎だね」と判断。検査をすべてキャンセルして手術することになったのだが、あいにく空き室がないという。カタルの国立病院は2018年初頭現在で4カ所。運び込まれたHamad病院の他に、Al Wakrah、Al Khor、そしてDhukan地区にあるCuban病院。結局どこも空きがなかったために、もっとも遠い場所にあるCuban病院へ搬送されることになった。

 手術は夕方。事前に症状確定のためのCTスキャンが行われたのだが、この造影剤の副作用がハンパなくきつかった。ずっと悪寒が止まらないままベッドの上でがたがた震えつつ施術の時間を待った。

 手術そのものは1時間半ほどだったらしい。手術台に運び込まれて、注射を一本打たれた直後に意識がなくなって、次に目が覚めたのはほぼ夜中。そのまま一般病棟へ戻されるのかと思いきや、血液酸素濃度など各種数値が足りないということで、ICUへ。

 妻はその間ずっと最初に通された一般病棟の個室で寝泊まりしていた。病院の周囲には何もないため、彼女の友達たちが日用品や着替えなどをわざわざドーハから運んできてくれた。

 ICUで過ごしたのは4日間。火曜日のお昼前にようやく一般病棟へ。
 体中に付けられた管やら針やらが徐々に減っていき、緊急搬送から一週間経った木曜日にめでたく退院となった。

 最終的に支払ったのは、1日当たり100リヤルの病室代を4日分(救急患者だったので、最初の2日分は免除される)と、薬代約180リヤルのみ。年に一度100リヤルで更新する健康カードを保有しているというだけで、これだけの金額でレベルの高い医療を受けることができるのである。ビザ申請で健康チェックが厳しく行われるのも頷ける。

 アラブ人医師や職員が多い他の病院と比べて、働いている人の殆どがキューバ人だったのも自分には肌があった。英語でのやりとりはそれほど苦痛ではなかったし、何より明るい彼らの性格に助けられた。それに補助で働いているネパール人やフィリピン人たちも、下の世話などイヤなそぶ…

望郷

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元同僚のパキスタン人が、郊外の診療施設で診察の予約があるというので、車に乗せていった。

 この国では健康カードを申請すれば、外国人でも無料で医療サービスを受けることが出来る。しかし、健康カードの申請そのものが非常に厄介だ。彼も何度か申請が拒否されたりして、カードを受け取れたのは今年の始めになってから。

 そして、彼のような出稼ぎにとって、例え中古でも車を買うことは難しい。
 かといって毎回タクシーで移動となれば、少ない稼ぎを圧迫し、故郷への仕送りも滞ってしまう。

 かくも出稼ぎの暮らしというのは楽なものではない。それでも歯を食いしばって頑張れるのは、故郷で帰りを待つ家族がいるからだ。
 家族を守るためには時には狡猾になることもある。惨めな思いをしながらも乞わねばならぬ時もある。

 そんな彼らに同情などしても意味はなく、まして上っ面の言葉だけでは彼らの腹を満たすことなどできはしない。

 それぞれが自分の置かれた立場を自覚し、与えられた役割をこなしていくこと。ただただそれだけで、世界は回っていく。




自給自足

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昨年6月の断交以降、それまでサウジを経由して陸路で運ばれていた食料品の多くが店頭から消えた。
 もっとも打撃を受けたのはサウジ製が大勢を占めていた乳製品と、UAE産が多かった卵。いずれも当初はトルコなどから緊急輸入することでカバーしていたが、輸送の距離などからどうしても日付が古く、また空輸コストが上乗せされるために割高になってしまっていた。

 去年の暮れにまずは乳製品に国産品が登場した。それまでも僅かな量だが国産メーカーの商品は並んでいた。ただ味などでどうしてもサウジ産に負けていた。そこへ、牛を国外から4000頭輸入して、味でも差のない国産商品が店頭に並んだ。当初は高い値付だったが、販売が伸びるに連れて値引きが行われ、今月はとうとう以前のサウジ産と大差ないところまで落ち着いてきた。

 更に卵も国産品が大量に出回るようになった。先週スーパーで買った卵は、生産から3日ほどしか経っていない新鮮なもので、かつ値段もそれまでのUAE産に比べても格安に設定されていた。野菜なども消費が増えるに連れて徐々に値が下がり始めている。

 断交自体はまだまだ出口が見えないままだ。