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コーヒー

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朝は何をおいても先ずはコーヒーである。

 たった10分の通勤時間とは言え、日本のようなマナーの良さは期待できないこの国で、安全運転のためには頭を冴えた状態にしておく必要がある。

 最近はコーヒーメーカーでドリップ。できるならば豆から挽いて優雅にいきたいところだが、あいにく平日の朝はそんな余裕はない。では週末なら時間があるのかというと、平日が朝早い分だけのんびり寝ていたいので、やはり余裕はない。
 早い話が単なるものぐさである。

 ドリップ用のコーヒー粉は欧州製などがスーパーで売られている。しかし、いずれもやや高くて、200g前後でQR100ほどするものが多い。
 そこで我が家ではMarks and Spencerのオリジナルブランドを買うことが多い。ブレンドならだいたいQR24〜30程度。シングルオリジンになると少しお高めだが、それでもQR50ほどで手に入る。

 そして、毎年12月になるとクリスマス用のスペシャルブレンドが発売になるのだが、クリスマスが終わった途端に大幅値引きになるので、買うなら1月に入ってからがお得である。


光ファイバー

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カタールでは6,7年ほど前から光ファイバーの敷設が開始され、現在では居住エリア全域をカバーするに至っている。

 我が家は二人だけなので、一番安いプラン(QR250/Month)で契約している。スピードは10Mbpsで光ファイバーとしては物足りないが、二人で同時に動画のストリーミングを観ても全く問題なく使えている。

 昨日、サービスプロバイダであるOoredoo社からSMSが届き、「お使いのプランは来月初めより月額QR300に値上げになります。同時発表となる新しいプランなら同じ価格で15Mbpsにスピードアップ、更にSTARZPLAY視聴権が含まれます。この際に乗り換えをおすすめいたします」とあった。

 サイトで確認すると、今まで使ってきた10Mbpsプランは実質廃止。一番安いプランを15Mbpsに移行させるようだが、何も言わずに勝手に移行させるとユーザーから苦情が出ると判断したのだろう。あくまでも従来プランの値上げという形で通達し、ユーザーが自主的にプラン変更をするように促している格好だ。

 もちろん、同じ値段でスピードが上がるのだから、乗り換えない手はない。
 早速専用アプリからサクッと変更完了。

 ところでSTARZPALAYってなんだろう?と思ったら、流行りのストリーミングコンテツサービスの一種で、Ooredoo社が提供している”Ooredoo TV”」というサービスの中のパックらしい。Ooredoo TVを観るためには、Apple TV同様の専用デバイスをテレビに接続する必要があるが、タブレットにインストールして鑑賞できるアプリもあるようなので、それを落としてきた。

 ところが、STARZPLAYはOoredoo TVのサービスの一つなので、Ooredoo TVに先ず登録しなければ観ることができないことが判明。無料のコンテンツを観るために、わざわざ月額QR99のサブスクリプションを追加するのも馬鹿らしいので、ネット契約の値上げ分はスピードアップ費用で納得しておくことにした。

ホンモス

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通常「アラブ料理」と言う時のそれは「レバノン料理」を指している事が多い。
 そのレバノン料理において、ホンモス(フムスと表記する人もいる)という「ひよこ豆を潰して、練りゴマなどと混ぜた」料理はあくまでも前菜というカテゴリーの中にある。

 ところが湾岸諸国の一部では、このホンモスがメインディッシュという食堂をよく見かける。メニューがない場合が殆どで、あっても「ホンモス」と「フール」(スーダンなどでよく食べられている。ひよこ豆の代わりに赤豆を使う)しかない。

 これが低所得な出稼ぎたちの”ソールフード”的な地位を確立している。
 1杯のホンモスに玉ねぎなどの付け合せとピタパン3枚付いて8リヤル(約240円)。オリーブオイルを好きなだけふりかけて食べれば、これだけでお腹いっぱいになれる。

 そんなホンモス専門店に、以前からパキスタン人の元同僚と一緒に毎週通っていた。
 古い商店通りの一角にあるその店は、イラン人の店主が切り盛りしていて、いつも出稼ぎたちで溢れていた。カタール人たちも店の前にランクルを乗り付けて、大量のテイクアウトを注文。
 その店が去年の暮れに突然休業し、そしていつの間にか閉店に。

 店の周辺では、ビルのオーナーとの金銭的トラブルが原因だと囁かれていた。

 以来ずっと移転先を探していたのだが、昨夜やっと以前とは隣の地区の少し入り組んだ路地にあるのを発見。
 味もボリュームも値段も相変わらずだったが、無料で飲み放題だった水がペットボトルで有料に変わっていたのが、ここ数年の物価の上昇を物語る。

 それにしたって未だまだコスパは最強。
 また週一で通うことになりそうだ。

ガソリン価格

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カタール石油(Qatar Petroleum)より来月のガソリンおよび軽油価格が発表になった。
7月1日午前0時からの給油に適用される。

Fuel prices in Qatar for the month of July#QatarPetroleum#petrol#Dieselpic.twitter.com/YnRwwCsncG — Gulf-Times (@GulfTimes_QATAR) 2018年6月30日

 先月と比べて、ハイオク(95)が0.05リヤル(約1.5円)の値下げ。レギュラー(91)および軽油については据え置きとなった。


カタールにおけるガソリン(95オクタン/91オクタン)および軽油の価格の推移
”أسعار الوقود” (http://www.thefuelprice.com/) より
 2016年初めにガソリン価格の月極変動性が導入されてから約2年半で、価格はほぼ2倍に達したことになる。
 それでもカタール人にとってはまだまだ家計を圧迫するような価格ではないためか、大型のSUVから中型車への乗り換えといった燃費重視の動きは見られない。出稼ぎ外国人同労者などの低所得者層は、2019年より営業開始予定のメトロに期待を寄せている。




日常という不思議

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12日間の短い休暇も終わってしまい、ドーハで日常生活へと戻った。
 相変わらずの暑さと埃っぽい空気にげんなりしつつ、自分はこの国、この街で生きているのだという実感に満たされている。

 いつか、運が良ければ、かつて日本という国で過ごした時間の長さを、この国で生きるそれが追い越すことだろう。

 今日は1日遅れで職員による上層部への休暇明けの任意の表敬訪問があった。
 顔見知ったお偉方と挨拶を交わしながら、なぜ自分はここにいるのだろうかと不思議な気持ちに襲われる。それはこの国の規模がなせることなのか、あるいはそうではないのか。王族や閣僚が特別でありながらも身近な存在として日常に佇むここの社会の有り様に、未だ気持ちの追いつかない自分がいる。

忘却の果て

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タイの深南部はパタニ県にある妻の村へ帰省している。毎年恒例でラマダーン明けのイードを過ごすためだ。

 村ではジジババたちから大歓迎を受け、姪っ子たちのマレー語口撃に面食らいつつ、行く先々で美味しいものをたらふく食べて、といういつもの満喫パターンである。
 こちらの文化では出されたものを食べないのは失礼に当たるので、とにかく食べる。数軒訪ねたあとで腹がはちきれそうでも食べる。

 特にイード当日から数日間は、親戚筋を訪ねて回るので忙しい。
 とはいえ、マレー語がほとんど出来ない私は、訪問先ではぽつんと座っているだけ。運が良ければ親類やそのご近所に時折学校の先生をしている人がいる。彼らはアラブ諸国への留学経験があり、当然アラビア語も流暢。そういう人がいるとホッとしてしまう。

 イード二日目の今日も、義母方の祖母の家に始まり、二軒隣に独りで住んでいたおばさんを訪ねて行った。おばさんは数年前にアルツハイマー型認知症を発症し、去年から弟夫婦の家に引き取られて暮らしている。
 奥の部屋に寝たきりになってしまったおばさんに男性の私は会うことは叶わなかったが、面会した妻の話では症状がかなり進んでいて、妻のこともおそらく覚えていない様子だったと。

 少しずつ記憶が消えていく。ヒト一人が歳を重ねていく道程で選ばざるを得ない選択肢の一つだとしても、あまりにも悲しくやるせない。


テキスタイルショップ

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妻が仕立て用の布生地を買いに行くというのでスークまで出かけてきた。

 スーク・ワーギフ(Souq Waqif)のほぼ真ん中のエリアに20軒以上のテキスタイルショップが並んでいる。そこを端から1店ずつ見て回るのが彼女のやり方(笑

 数カ月おきに来るので、なんとなく流行が見えやすいのだが、今回気が付いたのは「アバヤ用の黒い生地を置いている店が殆どなくなった」ことと「以前来た時に溢れかえっていた、漫画チックなアラブ人女性の柄が入った生地が全く消えていた」こと。
 以前、妻が気に入って大人買いしたカシミール柄の布地も全く見かけなかった。

 全体としては、中国や韓国、インドネシア製が幅を利かせていて、また価格自体もかなり安めになっている。1店だけ見つけたアバヤ用生地(韓国製)も、以前ならQR45/mはしていたものが、言い値でQR35/m、交渉してQR25/mまで下がったのには内心驚いた。

 ラマダーン中とはいえ客の数はそこそこあったが、店内で買物をする人の姿はまばら。
 景気の良い話が聞こえてこないのは、ここスークも同じということだろうか。